毎年見る不思議な夢
こんにちは、花道 ユキノです♪
これは今に始まったことではないのですが、あまりにも毎年見るものなので書いてみることにしました。
お盆真っただ中の今日この頃。
決まってある夢を見るんです。
毎年決まった内容の夢ではありませんが、必ずといっていいほど夢にばーちゃんが出てきます。
私のばーちゃんは八年前に癌により他界しています。
ばーちゃんが他界してからというもの毎年のようにお盆に私の夢に現れてくれます。
そのたびに私は「おかえり」と心の中で呟いています。
お盆の時期だから帰って来たんだね。
この暑い中ごくろうさま。
でもごめんね。今年は少しばかり大変なことになっているから帰れないや。
私が大変なんじゃないよ?世界が大変なんだ。
ばーちゃんはきっと今の状況を知ったらびっくりするだろうね。
私が大変な目に遭わないようにこれからも私を支えてね。
きっと大丈夫だよね。だって私にはばーちゃんがついてくれているから。
ばーちゃんが夢に出てきてくれた日、私はばーちゃんのために全力でピアノの弾き語りをした。
このピアノがばーちゃんの所にまで届いてくれていたらいいな。
私がピアノを弾くときはいつも私の隣にいてくれて、たとえ私が失敗してしまったとしても最後には手を叩きながら褒めてくれる。
私がピアノの弾き語りをこれからも続けていこうと思えたのはばーちゃんがいてくれたからだよ。
私にとってばーちゃんは太陽。
いつも明るく照らしてくれて優しい。自分のことよりもまずは他人のことを考えてくれる。
少し心配だったけど、そんなばーちゃんが私は大好きだよ。
私が年を取ってよぼよぼのおばあさんになった時、あなたみたいな人になりたいって思っているんだ。
私もあなたのような太陽になれるかな。
それまでずっと見守っていてよ。
そしてお盆が終わるとまたしばらくは夢に出てこない。
お空へ帰ったのかな。
私は「さよなら」なんて絶対に言わない。
だってまた夢で逢えると信じているから。
だから私は「さよなら」ではなく「行ってらっしゃい」と言うんだ。
他の私の家族や従妹の夢には今まで一度も出てきたことはないという。
私の夢にだけばーちゃんは現れてくれたことが嬉しかった。
自分の娘、息子ではなく孫を選ぶところがさすがばーちゃんって感じだな。
そして以前は夢の中で会話もしている。
なかなかばーちゃんの家に行けない時があった。
そんな時にこんな夢を見た。
私とばーちゃんは温泉旅行に来ていて荷物をまとめて今から帰るという頃。
電車に乗って帰っているけれど途中で私だけ降りなければならない。
電車がホームに近づいた時、ばーちゃんが私にこう言った。
「また来てな」
そして私は大きく頷き返す。
「わかった、絶対行くからな」
そこで私だけ電車から降りてばーちゃんを乗せた電車は再び走り去っていった。
小説の一部のようなお話ですが実際に夢に出てきたお話です。
ばーちゃんと会話していた時に握手もしましたが、そのことも覚えているし感覚もかすかにありました。
あまりにも長い間ばーちゃんの家に行っていなかったからきっと寂しかったんでしょうね。
この夢のあとばーちゃんの家に行ったら安心したのかまたしばらくばーちゃんは現れませんでした。
誰に頼んでも叶わないから私の所に来てくれる。
昔から何をするにもずっと一緒だったから私だったらきっと何とかしてくれると思ったんだね。
ありがとう。
私も負けていられないな。
ばーちゃんに負けないようにこれからも自分らしく頑張っていこうと思えた一日でした。
最後に
ここまで読んでくださったみなさん、ありがとうございました(*'▽')